ドラゴンボール

ビーデルさん、弱音を吐くのはそこじゃないよね?ドラゴンボールのシーンを物理学的アプローチ!

ドラゴンボール

今回は「ドラゴンボール」のワンシーンに着目して行こうと思います。

注目したシーン及び今回の主役は、魔人ブウ編に出てくるミスターサタンの娘「ビーデル」さんです。

 

以下、作中に出てくるイラストは全て手書きです。ご了承ください。

 

ビーデルさんとは?

ビーデルさんと悟飯

ビーデルさんとは「魔人ブウ編」から出てくるキャラクター。

ひとつ前のストーリー「人造人間・セル編」で登場した格闘家チャンピオン、ミスターサタンの娘です。

 

そんなビーデルさんは舞空術をトリックだと言い張るサタンの娘にも関わらず、主人公の息子「孫悟飯」と出会い、修行をして

  • 気の扱い方
  • 舞空術

などを習得していきます。

 

そして、孫悟飯とめでたくご結婚。子宝にも恵まれます。

 

そんな努力家でがんばり屋さんの彼女は、非常に負けず嫌い。

試練があれば、乗り越えたがります。

のちの旦那さんとなる悟飯とともに、問題解決に向かいます。

 

ビーデルさんの問題だと思うシーンはこちら

まずは、このシーンをご覧ください。(私の手書きですが)

悟飯とビーデル

これを見ただけで

男性普通顔
あ、このシーンはあの時だな。

とわかる人は、なかなかのドラゴンボール通ですね。

 

知らない人や思い出せない人もいるかもしれませんので、状況を説明をすると

  1. 天下一武道会(武道家達が集結して、一番強いヤツを決める大会)に参加していた孫悟空たちの前に「魔人ブウ」の手下たちがあらわれる。
  2. 孫悟飯(写真の緑服)が倒される。
  3. 孫悟空たちは、魔人ブウの手下たちを追いかける。
  4. 体力の回復をしてもらった孫悟飯や、孫悟飯を心配していた負けん気の強いビーデルも遅れて魔人ブウの手下たちを追いかけていく。

というシーンです。

 

このシーンに、元物理教師の私は疑問を感じました。

このシーンでビーデルさんが発したセリフに。

 

ビーデルさんが弱音を吐いた、その内容に私はひっかかった

ビーデルさんは、舞空術を駆使して追いかけていきます。

しかし、彼女の周りは地球人ではありません。

彼らは地球人では無いので、えげつないスピードで敵を追いかけています。

 

そこでたまらず、負けん気の強いビーデルさんでもこう言うのです。

「これいじょうは ムリよ・・・!はやすぎて目も あけてられないぐらい・・・」

ビーデルの弱音

 

物理教師であった私は、ここで疑問が生じました。

そこじゃ、なくない?

 

舞空術の高度は、飛行機と同じ

雲の上

ドラゴンボールの世界では飛行機を使う感覚で、舞空術を使います。

作中でも高層ビルや岩山を見下ろす描写があったりしていますので、彼ら彼女らが飛んでいる高度は

舞空術の高度=飛行機が飛ぶ高度

ということがわかります。

 

飛行機が飛ぶ高度

飛行機といっても、小型のプロペラ機もあれば大型のジェット機もあります。

特に、国内線や国際線を飛んでいる飛行機は空気抵抗と推進力を考えて、効率よく飛ぶための高度が決められています。

hight_aircraft
出典 日高・入間・飯能・狭山・所沢地区の自衛隊・米軍基地

一般的には

  • 大型機(主に国際線)では上空10,000m~12,000m
  • 国内線の多くは8,000m~10,000m
  • 小型のプロペラ機なら、6,500m~8,000m

これらの高度を、各種飛行機たちは飛行しています。

飛行高度はフィートを使うのが一般的です。

 

 

高度でよく見る「フィート」ってなに?
アメリカやイギリスなどでは、長さの単位でフィートを使うことがあります。日本でも、航空関係では高さをフィートで表しています。1フィートはだいたい30㎝です。日本人のように、「長さの基本単位=【m】」と定めたものを「国際単位系」といいフィートは、「国際単位系」と違い、「ヤード・ポンド法」といいます。インチや、マイルなんかも、この「ヤード・ポンド法」での長さの単位になります。

 

今回、ビーデルさんたちが舞空術を使って飛んでいるのは、小型機が飛ぶ高度を参考に考察してきます。

たしかセスナ機とすれ違うシーンもあったような、なかったような…。(単行本の扉絵だったかな?)

 

ビーデルさんが飛んでいる環境は、ものすごく寒い

とりあえず今回の主役ビーデルさんは、上空6,500mを飛んでいるとしましょう。

そうすると、絶対的に無視できないものがあります。

気温です。

 

習ったことがある人もいるかもしれませんが、気温は100m上がるごとに、平均して0.65℃下がることがわかっています。

15,000mくらいまではこの法則が当てはまります。

 

ということは、仮に地上の気温が20℃だとしたらビーデルさんが飛んでいる高さの気温は約マイナス22℃

そんな気温の中をビーデルさんたちは動きやすい服装・・・・・・・で飛んでいます。

ビーデルと悟飯とギビド

そしてこのセリフ。

「これいじょうは ムリよ・・・!はやすぎて目も あけてられないぐらい・・・」

ビーデルの弱音

 

いやいや。そこじゃないでしょ、ビーデルさん!

あなたが飛んでいるのは、マイナス22℃の世界ですよ!!

 

マイナス22℃って、真冬の・・・北海道の最低気温と同じですよ。

そんな極寒の中を、ついさっきまで気温20℃の場所でいい汗を流した・・・・・・・状態※のそのままの恰好で飛んでいるのですよ?
※ビーデルさんも天下一武道会に参加していました。

 

そう。どうせ弱音を吐くなら、寒さに言及するべきです。

ビーデルの弱音

「これいじょうは ムリよ・・・!さむすぎて息も こごえそうなぐらい・・・

 

これなら納得です。

 

ちなみに体感温度は?

地球人とはいえ(さらには女の子とはいえ)、鍛えているビーデルさんですら「目があけられない。」と言わせしめるほどの、風の強さ。

いったいどのくらいなんでしょうね?

 

これを想像するのは難しいので、ここでは通常の人であれば、「目が開けられない」そのくらいの風の強さを考えます。

そうするとだいたい秒速25m/s~30m/sの風を受けると、「目があけられないほど」という表現がぴったりじゃないかな?

時速でいうと、だいたい時速110km。

 

高速道路を走っている車の外で目を開けてるのは、確かにしんどそうだもんね。

絶対真似しちゃダメだよ? ビーデルさんたちは鍛えているから大丈夫なんだよ。

 

これで体感温度を計算してみましょうか。

 

体感温度は、勉強したことないので調べてみると、いくつか求められる方法(計算式)がある模様…。

そこでミスナールという人が考案した、湿度や風速から計算して体感温度を求めてみます。

本当は、ミスナールの関係式だと低気温では当てはまらないらしいけど…、細かいことは抜きにしていってみよう。

 

すると体感温度は驚きの、マイナス41.7℃

 

この温度は

  • 日本の最低気温の記録とほぼ同じ(北海道旭川市)
  • バナナで釘を打つのに最適な温度と同じ

そのくらい寒い。

 

そんな中を、10分ほどは飛んでるよね? しかも、ビーデルさん汗かいてるよね?

濡れたタオルなら、で固まるぜ?

こりゃマジで、息もこごえそう(笑)

 

やっぱり、ビーデルさんが弱音を吐くなら「これいじょうは ムリよ・・・!はやすぎて目も あけてられないぐらい・・・」じゃなくて

「これいじょうは ムリよ・・・!さむすぎて息も こごえそうなぐらい・・・」

って弱音吐かないとね。

 

いやむしろ、マイナス40℃以下の世界にいるわけだから

ビーデルの弱音

「さむすぎて 死にそうなぐらい・・・」

って言わないとね。

速すぎてとか、もはやその次元の問題じゃないよ。ビーデルさん…。

 

ビーデルさんについて、まとめ

悟飯とビーデル

本日はビーデルさんのワンシーンに迫ってみました。

わかったことをまとめます。

 

ビーデルさんは

  • 速さ耐性は、人並み(に弱い)
  • しかし寒さには、めっぽう強い(マイナス20℃〜40℃でも平気)

ということですね。

 

音速を超えることもあるであろう舞空術のスピードに耐性があるなんて、やはりサイヤ人の嫁となるような人はそこら辺の人とは違うのかもしれません。

チチ然り、ブルマ然りとても同じ地球人とは思えません。

 

ビーデルさんたちが活躍している今回の話はこちらに。

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